おなかの中の赤ちゃん
末期 8〜10ヶ月
ママの体も、赤ちゃんも、いつ生まれてもよいよう準備を整える時期。この時期になると、万が一早産しても、生存率はかなり高くなります。入院グッズの準備や、連絡先リストなどを作り、出産に備えましょう。
8ヶ月(28週〜31週)
- 【赤ちゃんの状態】
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身長: 約35~40cm 体重: 約1,000~1,800g
頭の横幅: ~約7.7cm心音を外からでも聞くことができるようになる。前頭葉や神経が発達し、自分の意思で手足を動かすようになる。
- 【ママのからだ】
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子宮の大きさ: 子宮底がみぞおち近くに
30週くらいになると、とくに昼過ぎから足のむくみが出やすくなる。動悸・息切れや、妊娠高血圧症候群も出やすい時期。
- 【でやすい症状】
- ・腰痛 ・貧血 ・尿漏れ
- 【気をつけたいポイント】
- 30週くらいから、おなかが張りはじめる。張りが気になったら少し休んだり、心配なときは主治医に相談を。おなかで足元がみえにくくなるので、歩くときは注意して。
- 【定期健診】
- 2週間に1回以上
9ヶ月(32週〜35週)
- 【赤ちゃんの状態】
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身長: 約40~45cm 体重: 約1,800~2,300g
頭の横幅: ~約8.5cm肺呼吸の準備完了。生まれても生存の確率はかなり高い。
- 【ママのからだ】
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子宮の大きさ: 子宮底はみぞおちまで
子宮が大きくなり、食欲不振や足腰への負担などいろいろな影響が。前かがみも困難に。
- 【でやすい症状】
- ・腰痛 ・貧血 ・尿漏れ
- 【気をつけたいポイント】
- 仕事を持っている人は分娩予定日の6週間前から産前休暇に。入院グッズや赤ちゃんスペースの準備。外出時は保険証や母子手帳、診察券などを携帯して。
- 【定期健診】
- 2週間に1回以上
10ヶ月(36週〜39週)
- 【赤ちゃんの状態】
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身長: 約45~50cm 体重: 約2,500~3,000g
頭の横幅: ~約9cm器官や骨格もしっかり成熟し、生まれるとすぐに産声をあげ、自分で呼吸できるように。
- 【ママのからだ】
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子宮の大きさ: 子宮底はみぞおちまで
子宮が少し下がり、胸や胃は楽に。赤ちゃんの頭が骨盤の中に入ると、大きな胎動が少なくなることもあるが、生まれるまでよく動く。
- 【でやすい症状】
- ・腰痛 ・貧血 ・尿漏れ
- 【気をつけたいポイント】
- いつお産がきてもいいよう、体調管理と入院グッズの再チェック。
家族やタクシー会社などの連絡先リストは目立つ場所に。 - 【定期健診】
- 毎週1回、予定日を過ぎたら、施設にもよるが、40週代は2日に1回、41週以降は毎日。