持田ヘルスケア株式会社

スキナベーブ エッセイコンテスト

【第14回】
~ 赤ちゃんとの出会い ~

入選

赤ちゃんとの出会い

徳島県  主婦  女性  58歳

赤ちゃんの笑顔はみんなを笑顔にする、ほんとうにそう思うのです。今年2月に私の姉に初孫が生まれました。東京まで四国徳島から飛行機で5月に会いにいってきました。
それはそれはかわいい女の子、そして、姪の赤ちゃん通信が冊子となって最近送られてきたのですが、私の笑顔がそこには写っているのです。赤ちゃんにむけられている笑顔です。とられているのはわからなかったけど。
すべすべの赤ちゃんの顔、手足もその時、さすってみました。とても気持ち良い、最近赤ちゃんと出会ったことがあまりなかったため、すこしひるんでしまったけどうれしかった。昔はよく友達や親類の赤ちゃんに会いにいっていたなあと思ったのです。
姪は東京でデザイナーの養成学校にいき、学生時代私も訪れた品川のホテルで、ファッションショー(卒業記念だったのかな?)をした時は、自分の製作した服をきて、自分がモデルになり音楽にあわせて、歩いてみせていたことをきのうのことの様に思い出します。月日は早いものでその娘が一児の母親で赤ちゃんを抱いているなんて…。
私にはまだ孫はいません。私の赤ちゃん(今は24才になった娘)との出会いは結婚して8年目にやっと出会えたのです。8年間のあいだには、人にいろいろと心配されたり、通院したり、神社仏閣をめぐったり、いろいろなことがありました。その時も命の誕生っていろいろな奇跡によって巡ってくるのだと思いました。
そして、時期ってあるのだなと思いました。何ごとも時というものがある、時を待つこと、静かに時を待つことで暖かいものが得られることを感じたのです。あせってはいけないということも学習したのです。すべてのものに時期があると思いました。
最近読んだPHPの中であさのあつこさんが「自分がどう生きるかを考える」の中で書いているのですが、若いお母さんたちに「今」を楽しんでほしいと伝えたい、ちゃんと育てなくちゃ、もっとがんばらなくちゃって親は子供をしあわせにしてやろうと考えるけど、実は子供が親をしあわせにしてくれるんです。毎日の小さなことを埋もれさせない力を持ってほしいと書いています。母親の生き方が子供の大事な根っこのひとつになるとも。大いに共感したところです。姪にもその言葉を送りたいと思います。赤ちゃんとの出会いを感謝し、日々の成長を楽しみに日常生活をしていってほしいとも。
姪の婿のつくった通信冊子の中でもみんなの笑顔、表情の豊かさをみとることができたのです。又写真の下にコメントをつけているのだが、これがいい!まくらをつかむのがマイブーム、泣くのが仕事だよ、指しゃぶりながら寝るのが好き、わーい!寝がえりできたよ、大人っぽくなったでしょ?昔の写真と比べてみて、立派になったね、など。こんなにも愛されて生まれてきたのだとつくづく思う。
5月は笑顔をさがす東京の旅であった。又いつか、笑顔をもらいに旅をしたいと思った。
赤ちゃんで連想するものは、かわいい、あかいホッペ、てんか粉(シッカロールのこと)、母子手帳、健康診査、1.57ショック、少子化、エンゼルプラン、希望、元気、オムツ、ミルク、おくるみ、泣き声、つぶらな瞳、などである。私たちは小さきものをいとおしく感じる。赤ちゃんの語源は、新生児の皮ふの色が赤くみえることによるといわれるようだ。赤子、赤ん坊等、自然と笑顔になってくる。
昔、よく「こんにちは赤ちゃん」を歌いながら子守りをした思い出がある。あの歌詞はまさに母親と赤ちゃんの出会いの歌である。笑顔にどれだけ元気をもらったか…、まさに赤ちゃんはたからものである。
いつか私にも孫ができるだろうか、その日を楽しみにしたいと思う。まさに赤ちゃんとの出会いを待つ楽しみである。

ページの先頭へ

電話をかけて相談・問い合わせる

お問い合わせ 0120-01-5050
(9:00~17:40 土、日、祝日、会社休日を除く)

PCサイトを表示する