持田ヘルスケア株式会社

スキナベーブ エッセイコンテスト

【第13回】
~ 赤ちゃんとのふれあい ~

入選

5つの宝物

東京都  会社員  女性  31歳

私にはとても大切な宝物が5つ。
そのうちひとつは小学生のお兄ちゃん。
私たち夫婦にとって初めての赤ちゃん、寒い冬が終わる頃産まれてきた。
初産なのに2週間も早く産まれてきてびっくり!
赤ちゃんらしからぬ毛の量にもびっくり。
何もかもが新しくて嬉しくて、家族3人で川の字で寝たり、おなかの上に乗せて寝たり。
ベビー用品は服もグッズもとてもとても小さくて、眺めているだけで胸が温かくなった。
それまで夫と2人で幸せだったけれど、それ以上の幸せがあることに気づいた。
もうひとつの宝物は年中さんのお姉ちゃん。
長男がお兄ちゃんになってしまうのが嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちの妊娠期間を経て、猛暑と言われる夏の最中、汗だくになって出産を終えたあの日。
今でもはっきりと覚えている。
へその緒が足に一巻きしていたせいでなかなかスムーズに出てこれなくて、助産師さんと一緒に「がんばって、がんばって」と応援しながらのお産だった。
女の子は愛らしく、そしてちょっとおませで今や対等にお兄ちゃんと渡り合う。
それから、2番目のお兄ちゃん、2歳。
初めての自宅出産にどきどきしながら挑んだ。
直前まで迷っていた子どもたちの立会いは、夜中だったこともあり、なしにして、助産師さんと夫、そして赤ちゃんとの4人での出産。
朝目覚めたら赤ちゃんがいて、2人は「産まれたの!いつ!」と目を丸くしていた。
やんちゃな次男にはお兄ちゃんお姉ちゃんがたくさんのことを教えてくれた。
そして、昨秋誕生したニューフェイス!
夜、子どもたちが寝た後に「待ってました」とばかり陣痛が始まった。
どんどん強くなる痛み、車の後部座席に横たわり「まだだよ」とお腹に声をかけ続けた。
産院についてすぐ、助産師の先生より「もう産まれるよ」と言われ、あっという間の出産。
さすが第4子、お腹の中から伺っていたのか、お兄ちゃんお姉ちゃんの運動会を終えたベストタイミングで出てきてくれた。
3男1女となった我が家は毎日子どもたちの笑い声、泣き声、私の怒る声。
そんな中すやすや眠り、おもちゃの海をごきげんではいはいする赤ちゃん。
長男は自分が大好きな電車の図鑑を読み聞かせる。
「女がよかったー。男はいっぱいいるし!」と言っていたはずの長女は、赤ちゃんがかわいいあまり気づくと1人でだっこして部屋中連れ回している。
次男は赤ちゃんを1人占めできるお風呂タイムが楽しみ。
2人でお湯をばしゃばしゃ、一緒にいる私の顔はびしょびしょ・・・。
みんなそれぞれのやり方で、全力でかわいがっている。
8年前の七夕の日に「赤ちゃんがほしい」とお星様にお願いをして、その後初めての妊娠が分かったのがちょうど今頃。
それからほぼ2年おきに次々と私たち夫婦のもとに来てくれた4人の赤ちゃん、私の、そして私たちの大事な大事な宝物。
そして残りの1つは・・・宝物たちのお父さん、夫です。
5つの宝物に囲まれ、私の生活は毎日光り輝いている。

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